アトピーとは?
アトピーとはアトピー性皮膚炎の略称で、1923年にコカというお医者さんが名付けました。
一定の物質に対する過敏症のことで、ギリシャ語の「atopos」に由来しています。
日本皮膚学会のガイドラインでは、アトピー性皮膚炎を「アトピー性皮膚炎は、増悪・寛解を繰返す、そう痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ。」と定義しており、軽微、軽症、中等症、重症の4段階で重症度を判定します。
アトピー性皮膚炎は、かゆみと慢性的に経過する皮膚炎で、根本には皮膚の乾燥とバリア機能異常があり、そこへ様々な刺激やアレルギー反応が加わって生じると考えられています。
アトピーの特徴には、かゆみ、乾燥、シワ、眉毛の外側が薄い、目の下に色素沈着、耳切れ、はたけ・フケ、唇の荒れ・切れ、関節の内側に皮疹、ズック靴皮膚炎、白色描記症等の症状がありますが、適切な治療をきちんと受け続ければ治ったと同じ状態になることが期待されます。